結月 Yuzuki

2021/07/28 02:42


大和橘は日本の柑橘類の原種でシークワーサーと共に日本の固有種と研究結果が発表されています。  
準絶滅危惧種で大変貴重な植物です。


その歴史は古く「古事記」「日本書紀」「万葉集」にも登場し、 古事記、日本書紀では
第11代垂仁天皇(すいにんてんのう)の勅命を受けた『菓子の祖 田道間守(たじまもり)』が艱難辛苦の末、
常世の国から持ち帰ったとされており、不老不死の妙薬として紹介されています。 
「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)=永遠に香っている果実」と詠われ、常緑の葉は冬を力強く越し、
永遠を意味しその実は鈴なりのごとく沢山実ることから不死や子孫繁栄の象徴とされています。 

京都御所・紫宸殿の「右近の橘、左近の桜」や、ひな祭のひな壇に飾られることで知られています。 

家紋や文化勲章、500円硬貨のデザインにもされています。 


奈良の廣瀬大社には橘の伝説が残されています。 

崇神天皇九年(前89年)廣瀬の河合の里長に御信託があり、沼地が一夜で陸地に変化し、
橘が数多く生えました。このことが天皇に伝わり、この地に社殿を建て祀られるようになりました。

廣瀬大社ホームページより 



ヤマトタチバナにはビタミン類だけでなく、
柑橘系の植物に多く含まれるフラボノイドの一種であるノビレチン、
タンゲレチンなどの機能性成分も豊富に含有されることが判明しています。
温州みかんの数十倍とも言われています。
 ノビレチンは抗認知作用の研究で注目されています。

なら橘プロジェクト等で普及に努めており和菓子やお茶、化粧品などの商品開発が
進められています。